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2016年を振り返って



12月30日23時8分。

ワンマンの時に頂いたウイスキーを呑みながら振り返ることにしよう。

年末の空気を未だ感じてはいないが、穏やかな気持ちでいられている。

良い一年だった。

簡潔に言えばそれが全てだが、

ブログを書くっていうのはそういうことじゃない。

 

どうやら今年一年を振り返るには時間が掛かりそうだ。

ブログを見ながら、手帳を見ながら、

思い出に更けながら今年を締めくくることにしよう。

 

【1月】

身も心も疲れていた。疲れ果てていた。

社会人としてミュージシャンとして。

 

何年か振りに実家の青森に帰ることが出来た。

久しぶりに母親を見た。

 

音楽と一緒に歩ける一年になりますように。

弱さを受け止めて、前を向きたい。

今年の抱負はそのようなことだった。

 

思い返せば遥か昔のことのようだ。

 

音楽漬けの一年になって、

弱さを受け止めて前を向くことも出来た。

 

とてもとても苦しいことばかりだったし、

心がボロボロでたくさん一人で泣いてしまう一年だったけど、

良い一年にすることに出来た自分を褒めてやりたい。

 

「ライブ」

1/23(土)恵比寿yaya,

1/24(日)下北沢ラグーナ。

 

 

【2月】

この月はブログを3回しか更新していない。

仕事が酷く忙しかったことだけ覚えている。

2月と3月の記憶が僕にはほとんどない。

 

ブログにこんなことが書かれていた。

———————-

僕の夢はこれだ。

 

「良い音楽を作って、多くの人に聞いてもらいたい」

たくさん考えた上でこれしか考えられなかったし、

これ以上のことがなかった。

そして、ずっとこれだった。

————————

 

ギターを弾く時間や音楽をする時間が無くなっていた。

朝から夜まで働いて、ご飯を食べて寝るの繰り返しに、

虚しさや音楽に対する想いが募っている。

僕は、僕の人生の前の向き方を既に知っていた。

 

ただまだ歩き出してはいけなかった。

我慢をずっとしていた。

でも、心はもう決まっていたんだ。

ひたすら耐えて耐えて耐えた。

 

「ライブ」

2/20 (土)monarecords

 

 

【3月】

ストレスで体調を崩した。我慢の限界が来ていた。

身も心も壊れる所まで来ていた。

 

ライブのお誘いがありがたいことに多くてたくさん引き受けることにした。

一つ一つのライブを大事にした。

自分の出せる音楽を全力でいつも表現していた。

 

やけくそになっていた所もあったかもしれないけど、

そうでもしないと前に歩けそうになかった。

張り裂けそうな心のみが僕の武器だった。

 

「ライブ」

3/20(日)新宿御苑RUTO

3/27(日)YOKOHAMA THREE S 弾き語らナイトvol.42

 

 

【4月】

会社を辞めた。厳密に言うとGWに入る4月末に。

みんなどうしているのだろうか。

度々恋しくなるのは社会人として働いていた安心感と自尊心と、

職場の同僚先輩上司達の人柄と、仕事。

それらを捨てて僕は本当にミュージシャンになった。

 

「ライブ」

4/2(土)恵比寿yaya

4/6(水)新高円寺クラブライナー

 

そして、初めての地元青森でのライブ。

4/30barふきた(青森)

マスターのふきたさん、主催のしぶやさん。

そして、青森のお客さんや、友人や家族や、

たくさんの方々に見てもらえて立ち見の出るほどの満員の中で演奏をした。

青森が好きになれた日だった。

 

また、歌いたいなあってやっぱり思ってしまう。

 

【5月】

会社を辞めて解き放たれた僕は、自由だとばかりに毎週ライブをし始めた。

ありがたいことに立て続けにお誘いが耐えなかった。

 

「ライブ」

5/7(土)JAMFES2016

5/14 (土)mona records

5/18(木)新宿jam

5/21 (土)NOSE art garage

5/28 (土)カフェドルシール(宮城・仙台)

5/29 (日)Cafe202(青森) 「新谷隼平×横田悠二×水木翔太 投げ銭スリーマンライブ」

 

初仙台へのライブ。二ヶ月続けて青森でのライブ。

ミュージシャンはやっぱり向いているなと思う時もあったが、

ミュージシャンとして生きるという覚悟から来る精神的な追い込みに

一つのライブに対しての意気込み、プレッシャーが回を追う毎に増していく。

良いライブをしなくてはいけないという強迫観念が加速していった。

自分自信に求めるレベルが高くなった。

 

【6月】

ひたすら音楽について毎日毎日ずっと考えるようになった。

良い音楽とは、良いライブとは、ひたすらに考えた。

会社を辞めたと引き換えに手にしたミュージシャンの生活にふさわしい演奏とはなんなのか。

いつもいつも苦しいほどに音楽を考えた。

 

「ライブ」

6/4(土)アルマナックハウス(千葉)

06/25(土・昼) 福祉施設ロングランFステーション(新潟県柏崎市)

06/25(土・夜) うたげ堂(新潟県柏崎市)

06/26(日・夜)東中野ALT_SPEAKER

 

三年連続新潟でのライブ。

みのりさん、近田心平さん、新谷隼平さん。

心の底から尊敬する方たちと二日で三本のライブをした。

この人達とまた一緒に演奏できたことが嬉しかった。

背中を追うべき人達は、どんどん前を走っていく。

 

今は背中が見えなくなってしまったかもしれない。

焦るわけでもなく、僕は僕の道を歩んでいるのかもしれない。

と、思うようになった。

 

【7月】

会社を辞めたというのに日に日に心が音楽に蝕まれていった。

それは自分の音楽に対する真面目さによる。

求める音楽を表現する為、求める演奏をする為に、

心を研ぎ澄ますことが必要だった。

僕はいつでもいつでも全力に生きていた。

それでもまだまだ求めるレベルには到達せずに更に身を削り、

もぬけの殻のようになる月でもあった。

 

「ライブ」

7/9(土)新宿SACT「満たされない人へ」

7/21 (木)mona records

 

みのりさんが主催した「満たされない人へ」

今年気合の入ったライブの一つ。

満たされない人生を歩んでいた僕にはまさに相応しい企画で、

とことん自分の悲しみや虚しさを好きに表現していい日だった。

虚しさに虚しさを重ねて塗り続ける音楽の日だった。

それなのに救われるのが音楽だった。

 

モナレコードでは死にそうな雰囲気で演奏をしていて良かったと評される。

本当にどんどん音楽に殺されるかもしれないと思い始める。

 

【8月】

ビッグバンドで正式にギターを弾くことが決まった。

音楽熱にうなされていた僕にとって、音楽を学べる環境におかれたことは精神衛生上良かった。

ギターの演奏に求められることも非常に高く、

より一層毎日毎時間音楽について勉強をして考えることが多くなった。

新しい人間関係も新鮮であった。

 

しかし、自分の音楽活動についていよいよ、

引き裂かれるような心持になってきていた。

いつもいつも言葉が痛かった。

寂しくて孤独でどこまでも常に一人だった。

それでも、前に進む必要があった。

 

「ライブ」

8/2(火)アルマナックハウス(千葉)

8/5(金)カフェドルシール(仙台)

8/30(火)高円寺クラブライナー

 

 

【9月】

ワンマンライブに向けて感性を研ぎ澄ましていく。

孤独で仕方なかった。

そのワンマンライブで自分という存在が壊れてしまってもいいと思った。

その代わり絶対に良いライブをする。

美しい音楽をする。

この心が、体が壊れてしまってもよかった。

その代わり絶対に良いライブをする。

 

ビッグバンドの練習も毎週行っていた。

ビッグバンドでのライブもあったが下手糞な自分に嫌悪感を感じた。

くそったれとばかりにギターを猛練習して常に音楽に向き合った。

 

そして、ふとした時に襲い来る孤独に心がずたずたにされた。

いつも辛かった。

ただ、そのたび音楽の美しさに気付くのだ。

 

「ライブ」

笹山団地(ビッグバンド)

 

【10月】

2回目のワンマンライブをした。

弾き語りのみで二時間以上演奏をした。

この日のために今年を生きて来たといってもいい。

良いライブをした自覚はある。

本当の美しい音楽を鳴らせた自覚がある。

僕の鳴らせる音楽で一番美しい音楽を鳴らすことが出来た。

 

「ライブ」

10月22日(土)三軒茶屋グレープフルーツムーン

水木翔太セカンドワンマンライブ

「生まれたばかりの日々」

 

【11月】

ビッグバンドでの年に一度の定期公演があった。

数百人の前でギターを弾くことが出来た。

ワンマンライブが終って、ビッグバンドの定期公演が終って、

死ぬ気で音楽をやったという充実感を感じた。

やりぬいたという達成感を感じた。

僕のボロボロだった心は満身創痍でありながら今まで以上に強くそこにあったし、

音楽の本当の美しさに気付けることも出来て、

殺されそうだった音楽のことを寄り一層好きになっている自分がいた。

 

本当に大好きな愛しいメンバー達の中で演奏が出来て良かった。

この人達だから僕は頑張ることが出来たと感じるし、

この人達とだから自分の音楽活動も出来たと感じる。

 

いつもありがとうしか言葉が僕にはない。

 

11/6(日)横浜J&Bオーケストラ第22回定期公演:戸塚公会堂

 

 

【12月】

さらっと社交ダンスパーティーの演奏をビッグバンドでした。

 

僕は今年一年、会社を辞めたからには音楽を頑張ろうと思った。

 

本当に死ぬ気で音楽をやった。

 

毎日いつもずっとずっと音楽について考えて、練習して、練習して、

ライブをして、感性を磨いて研ぎ澄まして、弱い心と向き合って、

辛くても辛くても泣きながらでも前に進んで、

たくさんの人に支えてもらいながら前に進んだ。

 

戦うときはいつも一人だったし、いつもいつもこわかったけど、

負けることはなかった。

 

だから、今年思い残すことは何一つない。

僕は本気で生きた。

 

だから、今年思い残すことは何一つ無い。

 

 

いい年になりました。

 

違う。

 

良い年にしたんだ。

 

 

今年お世話になった人、出会ってくれた人、

親密になった人、関わってくれた人、

支えてくれた人、迷惑をかけた人、

好きになってくれた人、見守ってくれた人、

言えば言うほど言葉は増える。

 

よかった。

 

今年は心から言える。

ほんとうにありがとうございました。

 

ありがとうございました。

 

 

来年のことは来年書くことにしたい。

思うことはたくさんあるから。

 

 

最後に、今年もありがとうございました。

 

来年も変わらず良い音楽を作りますので、

何卒不安定な僕ですがこれからも応援宜しくお願いします。